東京都

日本の素朴絵ーゆるい、かわいい、たのしい美術ー

日本では昔から、様々な形式の作品に緩やかなタッチでおおらかに描かれた絵が残っている。それらは「うまい・へた」の物差しでははかることのできない、なんとも不思議な味わいを持っており、見る人を虜にする。
本展覧会では、ゆるくとぼけた味わいのある表現で描かれたこのような絵画を「素朴絵(そぼくえ)」と表現。しかし、西洋絵画の「素朴派」とは異なり、「リアリズムを目指す表現の人為的・技巧主義的なものを超越した」という意味を含んでいる。 素朴絵は生活の中で様々なものに登場する。絵巻、絵本、掛軸や屏風、時には嗜好品として親しまれ、時には庶民が手の届かない「うまい」作品の代替として、季節行事に使う道具に用いられ、仏画として信仰の対象にもなってきた。また、禅僧などの高名な人物によって描かれた素朴絵も注目される。
このように過程をたどると、素朴絵は知識人や富裕層だけでなく、どの時代でも「庶民」が主体となって描き継がれ、残されてきた芸術といえる。
本展覧会では、これまで本格的に取り上げられることのなかった、様々な時代・形式の素朴絵を紹介することで、名人の技巧や由緒ある伝来に唸るだけではない、新しい美術の楽しみ方を提供する。また、仏像や神像などの彫刻にも素朴なものがあり、これらも交えて素朴な美の広がりもうかがうことができる。

開催概要

  • 会期

    2019.07.062019.09.01
  • 会場

    三井記念美術館
    http://www.mitsui-museum.jp/
    中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7F
  • 観覧料金

    一般1300(1100)円、大高生800(700)円、中学生以下無料

    ※70歳以上の方は割引料金(要証明)
    ※20名様以上の団体の方は( )内割引料金
    ※障害者手帳をご呈示いただいたお客様およびその介護者(1名)は無料
    ※会期中、親子で来館された場合、乳児を除く中学生以下のこども1名につき、保護者1名の一般入館料(1,300円)を700円に(中学生の方は生徒手帳呈示、他の割引との併用不可)
    ※7月20日(土)~7月31日(水)の開館日、学生の方は無料(要証明)

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    三井記念美術館、NHK、NHKプロモーション
  • 休館日

    月曜日(7月15日、8月12日は開館)、7月16日

  • 開館時間

    10:00〜17:00 ※金曜日は19:00まで ※入館は閉館の30分前まで
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メスキータ

サミュ工ル・イェスルン・デ・メスキータ(1868-1944)は、ユダヤ系オランダ人としてアムステルダムに生まれた。建築を学び、その後美術の世界に転じる。 30代から美術学校でデザインや版画の指導者として教鞭をとるかたわら

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