東京都

サントリー芸術財団50周年 遊びの流儀 遊楽図の系譜

「遊びをせんとや生まれけむ」とは、平安時代末期の歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』の有名な一節である。美術のテーマとなった「遊び」に着目し、双六やカルタ、舞踊やファッションなど、男女が熱中した楽しみごとの変遷をながめる展覧会を開催。とくに近世初期の「遊楽図」における屈指の名品の数々が一堂に集まり、暮らしと「遊び」のかかわりを探るかつてない機会となる。
古くから主要な画題であった「風俗図」や「遊楽図」には、平安時代以来の貝合や蹴鞠、羽子板など、情趣ゆたかな遊びに熱中する人々が描かれている。また、中世以降には、中国の士君子のたしなみとして奨励された「琴棋書画(きんきしょが)」(琴・囲碁・書道・絵画)の影響を受けて、「琴棋書画図」が屛風や襖絵に数多く制作された。近世に入ると、花見や風流踊りに興じる開放的な気分にあふれた「野外遊楽図」が流行するが、江戸時代前期には幕藩体制が安定に向かうとともに、室内で親密に遊ぶ様子を描く「邸内遊楽図」に中心が移っていく。画面を眺めると、琴は三味線に、囲碁は双六に姿を変えて、「琴棋書画」の宴に見立てて描かれた遊楽の場面が幾つも見出せるのだ。
この展覧会は、とくに「遊楽図」の中で遊ぶ一人一人の表情に迫る。ある時は無邪気に笑顔を交わし、またある時は物憂げに遊び暮らした先人たちの、遊びの極意や、浮世を生きる術に、思いを馳せるひとときを楽しむことができる。
※会期中展示替えあり

開催概要

  • 会期

    2019.06.262019.08.18
  • 会場

    サントリー美術館
    http://www.suntory.com/sma/
    港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
  • 観覧料金

    当日=一般1,300円、大学・高校生1,000円
    前売=一般1,100円、大学・高校生800円

    ※中学生以下無料
    ※障害者手帳をお持ちの方は本人と介護の方1名様のみ無料

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    サントリー美術館、朝日新聞社
  • 休館日

    火曜日

  • 開館時間

    10:00〜18:00 ※7月14日(日)、8月11日(日・祝)は20:00まで開館 ※8月13日(火)は18:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
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