鳥取県

植田正治の「出雲」と「松江」

公式サイト

植田正治は、1960年代を中心に「出雲」と「松江」をテーマに多くの撮影を行っている。1950年代から「古きよきもの」に強く関心をいだいていた植田が、山陰の代表的景勝地「出雲」と「松江」をテーマに撮影したことは必然であっただろう。雑誌『フォトアート』には、「新出雲風土記」(1964年)や「出雲風土記」(1968年)の連載、そして「山陰の町/松江」(1962年)、「松江雨情」(1965年)、「松江初夏」(1966年)といった多くの掲載がみられる。この頃、すでに写真家としての地位を確立していた植田が、「出雲」と「松江」を自身が撮るべき被写体として強く意識していたことがわかる。
『カメラ紀行 出雲の神話 神々のふるさと』(淡交新社、1965年)、『出雲路旅情』(朝日新聞社、1971年)、『神話の旅』(毎日新聞社、1973年)、『出雲大社』(平凡社、1974年)、『出雲』(毎日新聞社、1974年)、『松江』(山陰放送、1978年)、『新出雲風土記』(集英社、1980年)など、意外なことに、植田は「出雲」と「松江」の紀行本、写真集を多く手がけている。もちろん、依頼によるものが多いが、依頼する出版社も、演出写真の植田が「出雲」と「松江」をいかに表現するかといった、期待があったのだろう。
今回の展覧会では、水の都といわれる「松江」、神々のふるさとといわれる「出雲」、いずれも、植田流の演出がきかない被写体に対して、植田がいかに挑み、いかに表現したかを知ることができるだろう。これらの写真に潜む、植田独自のまなざしを楽しんでほしい。

開催概要

  • 会期

    2019.03.012019.06.02
  • 会場

  • 観覧料金

    一般900円(800円)、高校・大学生500円(400円)、小・中学生300円(200円)

    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※障害のある方とその付き添いの方(1名まで)は半額
    ※いずれも証明できるものを要提示

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    伯耆町/植田正治写真美術館
  • 休館日

    火曜日(祝日の場合は翌日、4月30日は開館)

  • 開館時間

    09:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
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