京都府

調度を彩る蒔絵の美

蒔絵は器体に漆で描いた文様が乾かない内に、その部分に金銀等の粉を蒔きつけて定着させる技法だ。古くは社寺に奉納する神々のための道具等に施されたが、後に生活空間における道具類、いわゆる調度品にも用いられるようになる。江戸時代には、将軍・諸大名がお抱えの蒔絵師に道具類を作らせたことや、町人の需要に応える町の蒔絵師が新たな意匠を生み出したことを通じ、蒔絵の技法・装飾は豊かに発展した。明治維新によって蒔絵師は幕府や大名の庇護を失うが、皇室・財閥向けの調度品、そして輸出向けの小箱や香合等の制作において、その腕を揮うようになっていく。本展では、幕末・明治に制作された作品を中心に、文台・料紙箱・書棚といった大型の作品をはじめ、文台や料紙箱とセットで制作されることの多かった硯箱、愛らしい小箱や香合といった蒔絵の調度品を展示する。生活と空間を彩り、海外の人々も魅了した典雅な装飾が楽しめる展覧会だ。

開催概要

  • 会期

    2019.02.232019.05.19
  • 会場

    清水三年坂美術館
    http://www.sannenzaka-museum.co.jp/
    京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水3-337-1
  • 観覧料金

    大人800円、大・高・中学生500円、小学生300円、幼児無料

    ※団体(20名以上)20%割引
    ※障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は、50%割引
    ※団体でご来館される場合には要問合せ

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    清水三年坂美術館
  • 休館日

    月曜日、火曜日(祝日は開館)

  • 開館時間

    10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
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