長崎県

青木野枝 ふりそそぐものたち(長崎展)

青木野枝は、大学在学中より一貫して鉄を素材に作品を制作してきた彫刻家。その作品の佇まいは「鉄彫刻」という言葉が呼び起こすイメージとは対極にあるものだ。工業用の鉄板を溶断し切り抜いた持ち運び可能なピースの一つ一つを、まるで空間に置いて行くように溶接し、つなぎ合わせることで生み出される作品。それは、まるで空中に描かれたドローイングのように展開し、見る者と空間を共有しつつ、その空間そのものの質と意味を鮮やかに変容させるのだ。空気中に漂う水蒸気や微粒子など我々を取り巻く目に見えないものたちの存在、日常のうちに何気なく目にした物事から得た心の揺らぎ、自らの実感に根差した世界観。それらをモチーフに、それに見合う美しい風景を呼び覚ますこと。青木の作品は、そのための媒体として存在するもののようにも思える。
この展覧会は、九州の公立美術館においては初となる青木の個展。近作および新作のインスタレーションによって構成される本展では、石鹸や石膏など近年青木が鉄とともに用いてきた素材に加え、色ガラスという新たな素材を使用した作品も公開される。長崎市に深い関わりを持つ家系に生まれた青木。長崎という土地と作家としての青木とがはじめて出会う機会となるこの展覧会で新たに生まれる風景を、ぜひご覧いただきたい。

開催概要

  • 会期

    2019.02.092019.03.24
  • 会場

  • 観覧料金

    一般1200円(1000円)、大学生・70歳以上1000円(800円)、高校生以下無料

    ※( )は前売・15名以上の団体割引料金
    ※前売券の販売は2月8日まで
    ※月曜日は前売料金で入場可(休館日を除く)
    ※障害者手帳保持者及び介護者1名までは5割減額
    ※本展のチケットでコレクション展にも入場可

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    長崎県美術館
  • 休館日

    2月12日、2月25日、3月11日

  • 開館時間

    10:00〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで
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