山口県

呼吸する地図たち

展覧会メインビジュアル/デザイン:尾中俊介[Calamari Inc.]

公式サイト

マレーシアを拠点に活躍する演出家のマーク・テを共同キュレーターに迎え開催する展覧会。国際交流基金アジアセンターのCondition Reportの一環として、共同主催のもと開催する。
近代化の象徴的産物としての「地図」は、アジアにおいて国家の主権、文化、経済、そして日常生活の劇的な変容を表出し、近代特有の空間概念や共同体意識を生み出す視覚的装置として機能してきた。タイの歴史学者であるトンチャイ・ウィニッチャクンは、西洋の技術によってもたらされた「地図」によって、近代国家としてのタイの国民意識が形成されてきたと指摘し、その概念を「地理的身体」と称した。
本展では、「地図」によって規定されてきた「地理的身体」を静的なものとして捉えず、「地図」と「地図」の間にある社会の変容を読み解き、人間のアクチュアルな身体的活動の集積から形づくられる「生きた地理的身体」を探求するもの。展覧会では、東南アジアと日本のアーティストやリサーチャーたちが、それぞれの視点から幅広い社会的事象を捉え、自身の言葉によって語るレクチャーやレクチャー・パフォーマンス作品を12週にわたり開催するほか、インスタレーション作品も公開する。くしくも本年、日本は明治維新から150年の節目を迎えている。近代化の起点の一つともなった山口において、新たな「地図」を描き出すことを目指す。

開催概要

直前の記事

最新一覧

美術展一覧へ戻る