神奈川県

あかりの競演 ラリックとドーム兄弟 〜100年の時間を照らした光のアンサンブル〜

今から100年ほど前の1920年代に、ようやく一般家庭に普及した電気照明。はじまりは、1879年、発明家エジソンが改良を重ねた白熱電球の登場だった。ガス灯から電灯への変化にいち早く反応し照明器具を手掛けたドーム兄弟は、この分野で芸術的にも商業的にも成功をおさめ、1900年に開催されたパリ万国博覧会のガラス部門でグランプリを獲得。アール・ヌーヴォー様式や、アール・デコ様式など、時代の流れに応じた作品を次々と世に送り出した。一方ラリックも、ガラス工芸家へ転身した後、照明器具に意欲を燃やした。間接照明の柔らかな光を活用してモチーフを浮かび上がらせるなど、透明ガラスの魅力を存分に引き出したものづくりに力を注ぎ、1925年の現代産業装飾芸術国際博覧会では、高さ15mにもなるガラスの噴水塔を制作。電気照明と水を効果的に使用した夜のイリュージョンとして観るものを圧倒したのだ。時流を読み、作品やスタイルを変え、常に新しいものを生み出し続けたラリックとドーム兄弟。その柔軟な姿勢と飽くなき探究心に支えられたブランド力は衰えることなく、ラリック社は今年で130年目を、ドームはドームクリスタルとして140年目を迎える。

開催概要

  • 会期

    2018.12.222109.03.17
  • 会場

    箱根ラリック美術館
    http://www.lalique-museum.com/
    足柄下郡箱根町仙石原186−1
  • 観覧料金

    大人1500円、大学生・高校生・シニア(65歳以上)1300円、中学生・小学生800円、障害者手帳ご持参の方750円

    ※団体料金は15名以上
    ※障害者手帳をお持ちの方のお付添い1名様も750円

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    箱根ラリック美術館
  • 休館日

    無休

  • 開館時間

    09:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
  • お問い合わせ

  • カレンダーへ登録

直前の記事

堀内正和展 おもしろ楽しい心と形

堀内正和(1911-2001)は、日本の抽象彫刻を代表する作家のひとりで、次世代の彫刻家たちに大きな影響を与えた。東京高等工芸学校在学中の1929年に18歳で第16回二科展に初入選。早くから抽象彫刻を志した堀内は、戦争中

続きを読む

最新一覧

美術展一覧へ戻る