東京都

南桂子展 コト、コト。コトリ。

コト、コト。コトリ、コトリ。
耳を傾けると、小さく物音の聞こえてきそうな風景。生い茂る草花の中から、森の小道から、木々の隙間から。微かな音のつながりが、作品世界の物語を絶やすことなく紡ぎだすようだ。
南桂子(1911-2004)の作品は、無数の繊細な線を銅版に彫ることで作り上げられている。富山県に生まれた南は、高等女学校時代から絵画や童話の制作に励み、戦後、浜口陽三との出会いを機に銅版画の道へと歩を進めた。鳥や少女を主人公にしたその作品はユニセフの発行物に採用されるなど、世界的に高く評価されている。本展では、南桂子の銅版画約50点と、浜口陽三の銅版画約10点を展示する。
作品世界の中へ、身を乗り出して覗いてみれば、その住人たちの息遣いが感じられるかもしれない。

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