愛知県

明治150年 近代日本の挑戦者たち ―博覧会にみる明治の三河

岡崎市美術博物館では、明治150年の節目となる今年、日本の近代化に多大な影響を与えた博覧会をとおして、明治期における三河地域の歴史を紐解いていく展覧会を開催する。
明治初年は「博覧会の時代」といわれるほど、各地で博覧会が開催され、明治政府も博覧会を通じて近代化の実現を目指した。博覧会は各地域の技術や知識の交流・競合の場であり、各地から出品される資料は地域の自慢の品として、その特質を強く反映している。つまり博覧会ごとの出品資料を見ていくことで、その地域の近代化の歩みをたどっていくことができるといえる。
本展では博覧会をとおして、三河地域の近代化の歴史をたどる。山野河海に恵まれた三河は古くから多様な産業が発達し、そうした在来の産業が明治期における近代化の大きな原動力となっている。一方で内国勧業博覧会で受賞した臥雲辰致のガラ紡が、この地域の紡績業の近代化に多大な功績を残したように、博覧会の技術交流が三河の産業発展に影響を与えた。
また博覧会出品物からは三河の地域性もうかがえる。前時代の象徴である家康に関する資料は、当初出品が避けられていた。それが時が経つに連れて、逆に主催者から出品が要請されるようになっていく。また日本の美術は西洋の影響を受けて根本から変容していきますが、渡辺崋山の流れを汲む画風は、この地域に脈々と受け継がれていった。
江戸から明治、近世から近代に変わる激動の時代、そこに挑んだ人々の心をぜひ感じてほしい。

開催概要

  • 会期

    2018.09.292018.11.11
  • 会場

  • 観覧料金

    一般800円、小中学生400円

    ※未就学児は無料
    ※岡崎市内の小中学生は無料(わくわくカードまたは学生証を提示)
    ※各種障がい者手帳の交付を受けている方及びその介助者は無料
    ※展覧会限定フリーパス「Limi-pass (リミパス)」は1200円で販売
    ※11月3日(土曜日・祝日)は、65歳以上の方は無料(年齢がわかる証明書等を提示)

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    岡崎市美術博物館
  • 休館日

    月曜日(10月8日(月・祝)は開館、翌10月9日(火)は休館)

  • 開館時間

    10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
  • カレンダーへ登録

直前の記事

もじえもじ―文字が絵になる、絵が文字になる―

日本では、文字と絵は互いに密接に関わり合い、時にその境が曖昧になるほどの親しい関係にあった。絵画的要素の強い文字である葦手や文字で描いた仏画・戯画など文字が絵になる「文字絵」、絵を表音文字のように用いて言葉を謎解きさせる

続きを読む

最新一覧

美術展一覧へ戻る