東京都

明治150年記念特別展「彫刻コトハジメ」

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平成30(2018)年は、明治元年からちょうど150年にあたる。明治時代は江戸時代まで続いた封建社会に代わって、天皇を中心とする新しい国家体制が築かれるとともに、西洋文明を盛んに取り入れながら、産業、交通、教育など様々な分野で急速に近代化が進められた。
美術の世界も例外ではなく、明治9年開校の工部美術学校における西洋美術教育や世界各国で開催された万国博覧会への参加を通じて、日本の長い伝統を持つ造形世界と並行しつつ、あるいは互いに影響しあいながら、新たな表現が生まれていった。広く知られるように、「美術」「彫刻」という、私たちにとって馴染みのある言葉が誕生したのもこの時代のことだった。
今、この明治時代の彫刻が関心を集めている。今日彫刻の表現が多様な拡がりをみせ、絵画、工芸、建築といった他ジャンルとの境界が益々曖昧となっていくなかで、彫刻という言葉と概念が形成された時代まで遡り、彫刻の出自を見極めたいという欲求が人びとの間で高まっているのかもしれない。
本展においても、明治150年という記念すべき年に、こうした問題意識を軸にして、「博覧会」「銅像」「美術教育」「展示空間」「美術団体」といった様々なキーワードを重ねながら、初公開作品を含むおよそ60点の彫刻作品とともに、この時代における彫刻の特性を浮き彫りにしたいと思う。

開催概要

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