石川県

生誕220年 広重展 雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく

歌川広重(1797~1858)は、葛飾北斎とともに風景版画家として幕末浮世絵を支えた。37歳頃に刊行した保永堂版「東海道五拾三次之内」が大人気となり、その後は生涯を通じて風景版画を描き続けた。居ながらにして旅の気分を味わうことのできる街道絵、各地の名所を描く名所絵と、彼の描き出す風景は多岐にわたる。しかし、広重の場合は、単に名所絵を描くのではなく、季節、天候、時間帯などさまざまに組み合わせた設定をすることによって、行ったことのない場所の魅力が倍増される。「雪の蒲原」「雨の庄野」などはその典型的な作例。
本展は、広重の生誕220年にあたり、代表作の保永堂版「東海道五拾三次」全作品のほか、江戸や全国各地の名所絵など、主要な版画約150点を展示。また、ゴッホが模写したことでも有名な『江戸名所百景』の「亀戸梅屋敷」や「大橋あたけの夕立」など西洋絵画にも影響を与えた4点や、『六十余州名所図会』から北陸地方を描いた作品4点も特別に展示し、繊細な自然描写やユーモラスな人物描写など、なつかしい日本の原風景の情趣を描き出してやまない広重作品の魅力を紹介する。

開催概要

  • 会期

    2018.07.272018.08.26
  • 会場

  • 観覧料金

    一般1000円、高校・大学生700円、小中学生400円

    ※団体は20名以上
    ※県立美術館友の会会員、または金沢21世紀美術館「POWER OF ART」および金沢市立中村記念美術館「茶事の妙」の観覧券の半券提示で団体料金でご覧になれます
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方、付き添いの方は無料

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    北陸中日新聞、石川テレビ放送、石川県立美術館
  • 休館日

    無休

  • 開館時間

    09:30〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで
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