東京都

芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

月岡芳年(天保10年~明治25年・1839~92)は江戸に生まれ、12歳で武者絵の名手、歌川国芳に入門。幕末は武者絵を中心に、美人画、戯画など師の風に倣った作品を発表してきたが、明治維新のきな臭い時代背景を通して、武者絵からリアルな戦闘画へと変化を見せる。この頃の作品をして“血みどろ絵”、“無惨絵”の芳年としたイメージが後世まで強く持たれてきた。一時期、神経を病んでいたこともこうした印象に拍車をかけていたのかもしれない。
しかし、それは一時のことで、“大蘇”と名乗り出してからは、新聞挿絵や西南戦争に取材した作品、歴史画・風俗画などで、人気浮世絵師への階段を一気に駆け上る。晩年の10年間に描いた錦絵は芳年画を印象付ける名作・代表作揃いで、最期まで武者絵や物語絵の可能性にこだわり続けた、まさに“最後の浮世絵師”と呼ぶにふさわしい画業を展開した。
そうした幕末・明治の浮世絵の泰斗と呼ぶにふさわしい芳年だが、その画業を回顧する展覧会は意外と少なく、未だ、しっかりとした位置づけが行われていないと言って過言ではない。本展では、芳年のコレクションとしては質量ともに世界屈指といえる、西井正氣氏の収蔵品の中から選りすぐりの263点で、芳年の画業の全貌を紹介。15年ぶり、まさに待望の公開となる。

開催概要

  • 会期

    2018.08.052018.09.24
  • 会場

  • 観覧料金

    一般1000円、高校、大学生および65〜74歳800円

    ※中学生以下および75歳以上無料
    ※障害者(一般)500円、障害者(高校、大学生)400円
    ※団体(一般)800円、団体(高校、大学生)700円
    ※ぐるっとパスご利用の方500円(年齢などによる割引の適用外になります)
    ※一般以外のチケットをお買い求めの際は、証明できるものを提示
    ※障害をお持ちの方の付き添いでお越しの場合、1名様までは障害者料金

    詳細は公式サイトへ

     

  • 主催

    練馬区立美術館(公益財団法人 練馬区文化振興協会)、日本経済新聞社
  • 休館日

    月曜日(9月17日(月・祝)は開館)、9月18日(火)

  • 開館時間

    10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで
  • お問い合わせ

  • カレンダーへ登録

直前の記事

版画キングダム―古今東西の巨匠が勢ぞろい!

旅に出かけるわくわく感や、新しいものに出会って恋に落ちるときのドキドキ。どうしようもない不安や苦悩、そして家に帰ったときのほっとした気持ち。日常や非日常で出会う感覚、感情は地域や時代を越えて「版」に刻まれ、表現されてきた

続きを読む

最新一覧

美術展一覧へ戻る