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こどもとおとなのアツアツこうげいかん

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日常からスペシャルな場まで、気づけば私たちの日々はいつも工芸とともにある。たとえばお気に入りの湯呑茶わん。立ちのぼる湯気を吹きながらお茶をすすれば人心地がつき、しっくりとなじむ肌合いもくつろぎの時間を演出する。ありふれた情景に置かれたごく身近なもの。しかし、とりたてて疑問も抱かずに親しんできたそれには、なかに注いだお茶の数十倍もの温度をくぐりぬけた過程がある。そして窯のなかで焼くあいだもその前の成形のときも、圧力に抗し、同時にその力をボディのうちに取り込んでいる。そんなことを感じながら手に取ると、今までよく知っていたはずのものごとがちょっと違って見えるかもしれない。
工芸制作の現場をのぞくと、この温度と力のかかり具合が決め手となっているものが少なくないのに気づく。ジャパンブルーとも呼ばれる藍染の青を染めるには、藍の葉っぱを発酵させたスクモを使うのだが、発酵床の熱は70度以上になることもあるのだとか。また、染料液につける前に布の一部をギュッと押さえておくとさまざまな模様があらわれるが、これは絞り染と呼ばれる染め方で、正倉院宝物にも伝わる古い技法。一方、軽くて丈夫な白竹のカゴの色ツヤは、煮るか火であぶるかして油を抜き、そのうえ日光にさらして青から変化させた結果。なおも息づくしなやかさが許すギリギリまで押し曲げては組んでいき、パン!と戻ろうとする力でお互いを押さえ込む、それがカゴといういれもの空間を作っているのである。
澄ました顔してそこにある工芸のなんとドラマチックなこと!今回は「熱」と「圧」を切り口として、アツアツなのにクールな工芸観に迫る。

開催概要

  • 会期

    2018.06.192018.08.26
  • 会場

  • 観覧料金

    一般=250円(200円)、大学生=130円(60円)
    ※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。

    ※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会、賛助会員(同伴者1名まで)MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
    ※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、社員証、障害者手帳を提示

    詳細は公式サイトまで

  • 主催

    東京国立近代美術館
  • 休館日

    月曜日(7月16日は開館)、7月17日(火)

  • 開館時間

    10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
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