岡山県

企画展「刀剣の美-日本刀と彫刻刀」

本展では、同館の所蔵作品であり、平櫛田中(1872-1979)が旧蔵していた日本刀、彫刻刀を中心に展示する。古名刀や、制作の参考にしたと思われる新刀の中でも、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝・1963年認定)で、戦後日本を代表する刀匠である宮入行平(1913-1977・本名堅一・初号昭平)の作はひときわ目を引く。
宮入行平は長野県埴科郡坂城町で、農具や刃物作りをする鍛冶屋の家に生まれた。1937年上京、栗原彦三郎主宰の日本刀鍛錬伝習所に入門。よい刀を作るにはよい鉄を作ることが必要と考えた宮入は、古い兜、古釘などの鉄を混ぜるなど、さまざまな工夫を行った。また、様々な古名刀の写しを制作し、地鉄と刃は文の研究を深めていき、備前伝びに始まり、山城伝、相州伝を次々と究めた。
田中とは彫金家・後藤年彦を通して小さなお守り刀を依頼したのが縁で親交が始まり、宮入が64歳で逝去するまで絶えることはなかった。田中は、宮入の純朴で真剣な人柄を愛し、自らの依頼に応えて鍛刀された井原市・甲山八幡宮への奉納刀を「無論将来国宝とて相成銘刀」と絶賛している。
本展では、宮入行平の名刀と共に、田中との親交を知ることができる宮入作の彫刻刀、書簡、並びに田中の眼を通して選ばれた古名刀、田中愛用の彫刻刀などを展示する。
彫刻刀の内、名人として知られる天才肌の刃物鍛冶・千代鶴是秀が作った《切り出し小刀こがたな》は初公開。
なお、彫刻刀は同館で所蔵する全点を初めて展示した。

開催概要

  • 会期

    2018.04.272018.06.17
  • 会場

  • 観覧料金

    一般=400円(300円)
    65歳以上・高校生以下無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※受付で年齢が確認できる証明書の提示が必要です。

    詳細は公式サイトまで

  • 主催

    井原市立田中美術館
  • 休館日

    月曜日 ※ただし、4月30日は開館し、5月1日は振替休館となります。

  • 開館時間

    09:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
  • お問い合わせ

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