福岡県

近代日本の美

幕末から明治維新の激動期を経て、新しい時を刻みはじめた近代の日本。西洋の新しい技術や文化の導入は、さまざまな政治的・社会的な変化をもたらしましたが、美術の世界にも大きな変革をうながすものだった。
まず絵画の分野では、油彩画法という新しい表現手段が本格的に輸入され、歓迎された。ある画家は油彩画の本場、ヨーロッパに渡って腕を磨き、留学で身につけた表現技法は、日本の風景や事物を描くのにもちいられもしたが、より直接的に東洋・日本で培われた古典的な絵画の技法や画材へと立ち戻ろうとする動きも見られる。日本画家にとっても油彩画家にとっても、油彩画の輸入は、画家としてのアイデンティティへの問いを投げかけ、さらには、東洋・日本の伝統的な絵画表現が持つ新たな可能性へと光を当てるものだった。
工芸では、西洋の技術やデザインを積極的に研究するとともに、東アジアで育まれた伝統的な工芸意匠や器形に手本を求める作家たちが登場した。東西の美意識を消化し、溶け合わせることによって、彼らは魅力的な造形を生み出すことに成功したのだ。
明治以降、大正・昭和時代にかけて活躍した作家たちは、さまざまなかたちで「温故知新」を意識しつつ、時代の美意識に沿うような表現を探り続けた。この展覧会では、絵画と工芸の分野で、現代への扉を切り拓いた巨匠たちの奮闘のさまを紹介する。

開催概要

  • 会期

    2018.04.132018.06.17
  • 会場

    出光美術館 門司
    http://s-idemitsu-mm.or.jp/
    北九州市門司区東港町2-3
  • 観覧料金

    一般=700円、高・大生=500円
    中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要)

    ※団体10名以上は一般料金から各200円引
    ※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料
    ※〈出光創業史料室〉のみの利用は、一般100円、中学生以下無料

    詳細は公式サイトまで

  • 主催

    出光美術館(門司)
  • 休館日

    月曜休館(4月30日は開館)

  • 開館時間

    10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
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