福岡県

ブルーノ・ムナーリ 役に立たない機械をつくった男(福岡展)

約一世紀にわたり、芸術からデザインそして造形教育まで、独創的な活動を繰り広げたブルーノ・ムナーリ。1907年イタリアに生まれたムナーリは、10代の終わりに前衛芸術運動の未来派と出会い、その第二世代として活動に参加。未来派にみる伝統的な芸術の打破、機械美や運動への志向はムナーリに大きな影響を与え、代表作〈役に立たない機械〉もこの時期に生まれた。また、雑誌における編集や挿絵などの仕事を通じて、デザインへの関心と造形感覚も深めていく。戦後はそうした経験を活かし、折りたたんで持ち運ぶことができる〈旅行のための彫刻〉や、当時の最新技術であるコピー機を用いた〈オリジナルのゼログラフィーア〉、そして洗練された家具やプロダクトなどの多様な作品を発表。実用性にこだわらない、無用の美や遊び心を感じさせる自由な発想の作品たちは、国内外で高く評価された。
また、子どもの造形教育にも大いに興味を示し、アイディアあふれる遊具や仕掛け絵本などを発表。子ども向けのワークショップも考案し、子どもたちが身のまわりの慣れ親しんだ素材から創造力を飛躍させる創作活動として、その手法は今日でも色あせることがない。本展では、ムナーリの造形理念を鍵として、初期から晩年までの作品約300点を読み解いていく。出品作品のほぼ半数は、未来派時代の絵画や彫刻、晩年の絵本原画など、日本初公開となるイタリアからの作品で構成され、これまであまり知られてこなかったムナーリ像を知ることができる。

開催概要

  • 会期

    2018.06.232018.08.26
  • 会場

    北九州市立美術館分館
    http://www.kmma.jp/bunkan/
    北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州5階
  • 観覧料金

    【当日】一般=1,100円、高大生=600円、小中生=400円
    【前売】一般=900円、高大生=400円、小中生=300円
    ※20名以上の団体は前売料金
    ※障害者手帳を提示の方は無料、年長者施設利用証(北九州市交付のもの)を提示の方は2割減免

    詳細は公式サイトまで

  • 主催

    ムナーリ展実行委員会(北九州市立美術館、読売新聞社)、美術館連絡協議会
  • 休館日

    無休

  • 開館時間

    10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで
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