岩手県

萬鐵五郎死者の肖像 萬鉄五郎が描いた肖像画

萬鉄五郎は日本近代絵画における、明治後期から大正期全般にわたって新しい表現に果敢に挑んだアバンギャルドの画家として知られている。2017年には没後90年を期して大規模な全国巡回展も開催され、その評価は益々活気を帯び世界基準での位置づけも待たれるところである。
しかし、未だ手つかずの未調査部分も残されていることも事実。本展はその第1弾として、萬鉄五郎が描いた肖像画に焦点をあてたもの。それらの多くは1915(大正4)年に催した「萬鉄五郎画会」で、求めに応じて描かれた肖像画。その表現は、彼が作品化するタブローとは違い、萬が描いた作品なのか?と首を傾げるものばかりである。一人の画家として表現者である一方で、家族の生活を守る一家の主でもあった萬は、暮らしを立て生計を維持する必要があったことは言うまでもない。それらの肖像画は、日々の糧をまかなう生活手段として描かれたものだが、ここにも萬の表現者としての一面が隠されていることも見逃すことはできない。制作年代による描法の違いやテクスチャーのギャップなどなど…、写真を基に描かれたそれらにも絵画化するうえでの振幅が認められる。
本展では、画会関連の肖像画に加え、萬家に残されていた肖像画や各地に散見される作品情報をたどりながら、およそ30点の作品を初公開するとともに、画家仲間の金澤重治が描いた萬鉄五郎のデスマスクも併せて紹介。さらに今回、新発見のタブローや貴重な写真資料に加え、絵画グループ「円鳥会」を萬とともに主宰した小林徳三郎の作品も公開する。

開催概要

  • 会期

    2018.04.212018.07.08
  • 会場

  • 観覧料金

    一般=500円(450円)、高校生・学生=300円(250円)、小・中学生=200円(150円)
    ※( )内は20名以上の団体料金。
    ※花巻市内小・中学生は「まなびキャンパスカード(含ふるさとパスポート)」、花巻市内在住の高校生と花巻市内の高校に在学する生徒は生徒手帳、富士大学学生は学生証を受付で提示いただくと、土・日・祝日と長期休暇期間の入館料が無料となります。
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳等のご提示で入館料が無料となります。また障がい者1名につき付き添いの介護者1名の入館料が無料となります。

    詳細は公式サイトまで

  • 主催

    萬鉄五郎記念美術館
  • 休館日

    毎週月曜日 月曜日が祝日の場合はその翌日(ただし5月1日は開館)

  • 開館時間

    08:30〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
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