東京都

ミケランジェロと理想の身体

「神のごとき」と称えられたイタリア・ルネサンスの巨匠、ミケランジェロ・ブオナローティ( 1 4 7 5 ~ 1 5 6 4 )。
彫刻、絵画、建築のすべての分野で傑出した作品を残した天才は、生涯「彫刻家」という肩書にこだわった。
サン・ピエトロ大聖堂の《ピエタ》、フィレンツェに屹立する《ダヴィデ》など、卓越した技術と美意識が結集した大型彫刻作品は、各地で至宝とされている。しかしそのため、これらを中心に据えたミケランジェロの展覧会は、これまで日本では実現が困難だった。
本展は、《ダヴィデ= アポロ》という壮年期のミケランジェロが生み出した傑作を核に、古代ギリシャ・ローマとルネサンスの作品を比較しながら、古代およびミケランジェロや同時代の芸術家が創造した理想の身体美の表現に迫る。

開催概要

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東西美人画の名作 《序の舞》への系譜

このほど、近代美人画の最高傑作である上村松園作《序の舞》(重要文化財)の修理が完成し、本展にてはじめて一般に公開される運びとなりました。上村松園(1875-1949)は、京都に生まれ鈴木松年や竹内栖鳳らに学びながら、独自の美人画様式を確立。官展を中心に活躍し、昭和23年(1948)、女性としてはじめての文化勲章を受章しました。昭和11年(1936)作の《序の舞》は、松園のもっとも充実した時期に制作された代表作のひとつです。
本展では、この機に、江戸時代の風俗画や浮世絵に近代美人画の源流を探りながら、《序の舞》に至る美人画の系譜をたどります。明治中期から昭和戦前期までの、東京と関西における美人画の展開を、松園をはじめ菱田春草、鏑木清方、菊池契月、北野恒富ら著名作家たちの名作を中心に俯瞰いたします。

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